経営者として何をしているのか、そして感じたことについて語る
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本日は、経営者として私(辻)が何をしているのか、そして率直に感じたことをお伝えしたいと思います。
私は、Cross Tradeという会社を立ち上げて約1年半になります。
一人親方の会社のため、基本的に会社経営や事業はすべて私一人で行っています。
事業は主に貧困地域からアパレル商品を仕入れたり、原材料を仕入れて日本で生産し、日本国内で販売するモデルです。販路は百貨店やショッピングセンターでのポップアップ、インターネットショップ、セレクトショップなどが中心になります。
当然ですが、その中にはたくさんの業務があります。
- 商品の仕入れ、管理
- アフリカ現地や仕入れ先とのコミュニケーション
- 事務作業、発注作業
- ポップアップ先や販路、仕入先の開拓
- ポップアップでの店頭営業
- ネットショップの商品説明
- 商品写真の撮影、ポップの作成
- インスタ、フェースブック、X等のSNS更新
- ホームページの更新、プレスリリース
- 経営戦略の検討
- お掃除(考えも散らかるので、大事)
ざっとこんな感じですが、一人でやるので、毎日忙殺されています。忙しいのは良いのですが、メンタル的にきついことも多くあります。
私は新参者ですので、どんな言葉を語っても、多くの方が遠い目で見ているのがわかります。「最初のうちは信頼されない」という、色々なところで聞く話を実感しています。さらに売上が厳しい日もあったりするので、鋼のメンタルを持っている⁉私でもとても辛い気分になります。
では、なぜこれを続けているのかというと、「世界の誰もがチャンスを得られる社会の実現」というビジョンを本気で実現したいからです。
皆様の中には、長年の夢を実現されて毎日を幸せに過ごされている方も多くいらっしゃるでしょうし、小さい頃に憧れた職業に就くことができず諦めた方もいるでしょう。辛い思いもされた方、今も辛い方、たくさんいらっしゃると思います。
しかし「トライできる」って素敵なことだと思いませんか。
実現の可能性は少ないとしても、「ゼロではない」のですから。
生まれた場所によっては、夢にトライするどころか、普通の生活もできない環境があります。
私はそれをとても理不尽なことだと思います。何より、才能があるにも関わらず実現できない人もいるはずですから、社会にとってもマイナスなことだと思います。
そして自分がその立場だったらと考えると、心がギュッと絞られる感じになります。
私が少しやんちゃだった時、入院をきっかけに改心しようとして大学に行こうとしましたが、親戚からは否定されました。また親からも「お金が無いから進学はさせられない」と言われた時は、絶望的な気持ちになりました。
本気で何かに取り組もうとした時に、自分以外の理由で挑戦できないというのは本当にがっかりしますよね。
今思えばとても小さいことですし、結果として奨学金で大学に行くことができたので、自分はまだ恵まれていました。
話がそれてしまいましたね。
実際にやっている日々の作業は膨大なので、どの程度そのビジョンに近づけているのか立ち位置がわからず、途方に暮れることがしばしばありますが、貧困地域とのビジネスを進めることで実現できると思っています。
もしかしたら残り50年では実現できないかもしれませんが、次の100年以内には実現できると信じています。そのための用水路を今一人、砂漠で作っています。
そしてその用水路づくりを手助けしてくれる人、信じてくれる人、仲間になってくれる人が増えたら嬉しいです。
代表 辻 薫