一日一生 9月第四週 新たなアイテムの検討とグローバルフェスタに行ってみた
こんにちは。少しずつ秋の気配を感じる9月の第四週、私たちのブランドにとって新しい一歩を踏み出す週となりました。
じゃじゃん
次なるものづくり、いよいよ本格始動
この週は、これまで温めてきたアイデアがいよいよ形になり始めた時期でした。
スリッパの新柄や、好評だった柄の再入荷に向けた発注作業がスタート。
アフリカ布ならではの鮮やかな色合いと個性的な柄を、どう足元のおしゃれに落とし込むか。一つひとつの柄を選ぶ時間は、本当にワクワクするものです。
そして、バッグのニューバージョンも検討を始めました。これまでのお客様の声を大切にしながら、より使いやすく、より魅力的なデザインを目指して。
東京下町にある工場との打合せも始まり、スリッパやバッグの製作について相談する中で、他のアイテムについてもアイデアが膨らんできています。
職人さんたちの確かな技術と、私たちのアフリカ布への想いが出会う瞬間。丁寧に作られたものには、確かな温かみがあることを改めて実感しています。
さらに他にも検討しているアイテムもありますので、乞うご期待!
もったいぶってすみません。。。
グローバルフェスタで感じたこと
そんな忙しい週の合間でしたが、グローバルフェスタJAPANへ足を運んでみました。
グローバルフェスタJAPANは、国際協力に関わる様々な団体やNGO、企業、政府機関などが一堂に会する、日本最大級の国際協力イベントです。毎年多くの方が訪れ、世界の課題や国際協力について知り、体験できる場所となっています。
会場には、国際協力の最前線で活躍する団体が集まっており、それぞれの活動への熱意と献身に、胸を打たれました。遠く離れた場所で困難に直面している人々のために、日々奔走している方々の存在。その姿に、私たちも何か力になれることがあるのではないかと、改めて考えさせられました。
私たちが日頃から寄付をさせていただいているA-GOALという団体も出展していて、キベラスラムにおける少年少女のサッカーリーグの運営などを紹介していました。
以下はA-GOALより引用。
キベラA-GOALリーグの最大の目的は、毎週末のサッカーの試合を通して、子どもたちの日常に「楽しみ」を創ることです。つまり、子どもたちの日々の暮らしにサッカーを取り入れ、健康的に忙しくし、ドラッグや犯罪などから遠ざけるということです。
キベラスラムは貧しく、楽しみもほとんどありません。子どもたちは食べるものがなく、時間だけを持て余す日々を過ごしざるを得ない状況です。そうなると、苦しさを紛らわすため、お酒やドラッグに頼ったり、お金を稼ぐために犯罪や売春をするようになります。結果、学校にも行けなくなり、未来が閉ざされてしまいます。
しかし、週末に試合があれば、みんな試合をするために会場に集まります。また平日では学校が終わった後にチームで練習するようになります。そうすると、自然と家に帰ったら、ご飯を食べてぐっすり眠る生活を送ることができ、悪いことをしている時間はなくなります。キベラA-GOALリーグは「楽しい」場の創出によって子どもたちの未来を守っていきます。
出典:A-GOAL
国内も国際協力も、どちらも大切に
最近、アフリカホームタウン問題などもあり、国際協力のあり方について様々な議論があることも承知しています。
でも、私たちが考えるのは、ゼロか百かという極端な選択ではありません。国内の課題に目を向けることも大切。同時に、国境を越えた支援や協力も大切。どちらか一方を選ぶのではなく、できる範囲で両方に心を寄せていく。そんなバランスが大事なのではないでしょうか。
私たちは小さなブランドですが、アフリカ布を通じて国際的なつながりを持ち、東京下町の職人さんたちと一緒にものづくりをしています。そして、利益の一部を国際協力に寄付させていただいている。
それは、「同じ地球に暮らす仲間として」という想いからです。
完璧ではないかもしれません。でも、できることから少しずつ。それが私たちのスタイルです。
久しぶりのスーパー銭湯で
実はこの記事、久しぶりに訪れたスーパー銭湯で書いています。
写真:産毛を剃るのを忘れた恥ずかしい手
サウナと水風呂をこよなく愛する私にとって、この時間はかけがえのないもの。熱いサウナで汗を流し、冷たい水風呂で心身をリセットする。その繰り返しの中で、頭の中がすっきりと整理されていきます。
お酒をやめて3年が経ちましたが、一番の楽しみと言っても過言ではありません(笑)
日々の忙しさの中で、ふと立ち止まって一週間を振り返る時間。こういう時間があるからこそ、また新しい一週間に向かっていけるのかもしれません。
一日一日を大切に
「一日一生」
この言葉を胸に、毎日を積み重ねています。ものづくりも、社会への貢献も、一日一日の小さな選択と行動から。
これからも、アフリカ布の魅力をお届けしながら、少しでも誰かの笑顔につながる活動を続けていきたいと思っています。
次回もどうぞお楽しみに。いつもご覧いただき、ありがとうございます。
代表 辻 薫