一日一生|船橋と横浜、 二つの百貨店で過ごした春の日々

ICHINICHI ISSHO

一日一生|船橋と横浜、二つの百貨店で過ごした春の日々

2026年4月30日〜5月6日 東武百貨店船橋店
2026年5月20日〜26日 横浜髙島屋

こんにちは、CROSS TRADEの辻です。

私事ですが、昨日横浜髙島屋から戻ってきて、夜遅くに最後のコンテナをひと箱だけ開けたまま、玄関に置きっぱなしにして寝てしまいました。

朝起きて、そのコンテナを見ながら「ああ、終わったんだなぁ」と。4月の終わりからゴールデンウィークにかけての東武百貨店船橋店、そして5月20日から26日までの横浜髙島屋。合わせて14日間のポップアップが、ようやく一区切りつきました。

今日は、その日々で出会ったたくさんの方々と、心に残った場面を、ゆっくり書き留めておきたいと思います。

東武百貨店船橋店(4/30〜5/6)— 連休に出会った皆さま

ゴールデンウィークど真ん中の7日間。船橋にお邪魔したのは初めてで、初日の朝はいつも以上にソワソワしていました。

ところが蓋を開けてみたら、地元の方が「こういうお店、待ってたのよ」と声をかけてくださってとても「ホッ」としました。ご家族で来てくださる方、お孫さんを連れたおばあさまと娘さんの三世代の方、平日にふらっと立ち寄ってくださる地元の常連さん。船橋という街の、ちょっと懐の深い空気を感じた7日間でした。

連休の真ん中にも関わらず、お子さま連れの方が「これ、お母さんに似合うんじゃない?」と話されていたり、母の日のギフトに、と選んでくださる方が本当に多くて、嬉しい春のスタートになりました。

横浜髙島屋(5/20〜26)— EARLY SUMMER COLLECTION

そして昨日終わったばかりの横浜髙島屋5階シーズンスタイルラボでの7日間。

夏に向けた商品を中心に展開しました。横浜は港町らしく、装いを楽しまれる方が多い印象で、「これ、私の夏のワンピースに合わせたい」「私の傘がそろそろ寿命だから」など、具体的なシーンを思い浮かべながら手に取ってくださる方が多かったのが印象的でした。

週末は本当にたくさんの方にお越しいただいて、私自身も、仕事が終わり自宅に22時ごろ着いたら、声がほとんど枯れているのに気づいて、そういえば、ひっきりなしにお客様と笑顔で楽しくお話していたなって実感し、一人でニタニタしていました(笑)

傘とアパレルが、想像以上に好評で

今回、両会場でとても嬉しかったことの一つが、アフリカ布の傘とアパレルに多くの方が足を止めてくださったことでした。

傘は折り畳みも長傘もご用意していたのですが、雨の予報が出ていた日には「ちょうど買い替えたかったの」と立ち寄ってくださる方、梅雨入り前の備えに、と選んでくださる方。アフリカンプリントの華やかさを、足元から日傘まで、季節の必需品に取り入れていただける流れが少しずつ生まれてきていて、嬉しい手応えでした。

アパレルもそうです。これまで「バッグやスリッパのお店」と思ってくださっていたお客さまから「え、洋服もあるんですね」と何度も言われました。アフリカ布のスカートやパンツ、ワンピースを試着してくださって、鏡の前で「あ、思ったより着られる」と笑顔になられる瞬間が、本当に何度もあって嬉しかったです。

VOICE FROM THE VENUE

「アフリカ布って、もっと派手なものだと思ってたけど、こうやって意外と簡単に取り入れられるんですね」

こういう声をいただくたびに、もっと多くの選択肢をお見せしたいなぁと思うようになりました。

SNSを見て、わざわざ来てくださった方々へ

そして、今回いちばん胸が熱くなったのが、SNSの投稿をご覧になってお越しくださった方々との出会いでした。

「Instagramで見てたんです」「Xのあのバッグの投稿が忘れられなくて」「LINEのお知らせ、毎回楽しみにしてます」——そう声をかけてくださるたびに、画面の向こうにちゃんと人がいるんだ、と当たり前のことを改めて感じて、目の前がじんとしてしまうことが何度もありました。

一人で運営していると、毎日の投稿が誰に届いているのか、ふと不安になることもあります。「いいね」が少ない日もあれば、反応がぜんぜんない日もあって。それでもコツコツ続けていてよかった、と、お客さまの言葉でやっと実感できた気がします。

VOICE FROM THE VENUE

「今日、来られてよかった。投稿見たまんまのお店でした」

SNSを通して、こうやって会いに来てくださる方がいる。これはもう、本当に何ものにも代えがたい励みです。フォローしてくださっている皆さま、いつも見てくださっている皆さま、ありがとうございます。

悪天候の日も、足を運んでくださって

14日間の中には、正直、お天気のすぐれない日もありました。雨が強く降ったり、肌寒い日があったり。「今日はお客さま少ないかな……」と覚悟していたら、開店早々に「雨でも来たかったの」と濡れた傘を畳みながら入ってきてくださる方まで。

悪天候の中、わざわざ百貨店まで足を運んで、5階や1階の催事場まで上がってきてくださる。その一歩一歩を想像すると、本当に頭が下がる思いでした。

ポップアップは、当然ながら天気には勝てません。でも、天気に左右されずに来てくださる方がいるという事実が、私の中で「やっぱりやってよかった」と思える理由のひとつになっています。

売り切れてしまった商品について、ごめんなさい

一方で、申し訳なかったこともあります。

人気の柄やサイズ、特にアパレルや傘で売り切れてしまった商品がいくつもありました。「お目当てだったのに……」とがっかりされた方、「次の入荷はいつですか?」と聞いてくださった方。せっかく時間を作って来てくださったのに、お手元に届けられず、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

特に、船橋東武で象のポーチの大きいサイズを探していらっしゃる方から、横浜髙島屋での会期中にご連絡をいただいたのですが、「未入荷です」とお答えしてしまって、気にかけていただいたのに申し訳ない気持ちです。必ず入荷しますので、もう少々お待ちください。

アフリカ布のアイテムは、同じ柄を大量に作ることがそもそも難しい性質のものです。だからこそ「これだ」と思うものに出会えたら、それはご縁。でも、それを承知のうえで、もっと品揃えに余裕を持って臨むべきだったと反省しています。

オンラインショップで再入荷したり、近い系統の柄が入った際にはSNSでご案内しますので、もしよろしければチェックしてみてください。「あの柄の傘、入ったかな」と気にかけていただけたら嬉しいです。

立ち続けて、疲れて、それでも元気でいられた理由

正直に言うと、毎日10時から20時まで店頭に立ち続けていると、足の裏も、腰も、肩も、もう「やめてくれ」と悲鳴を上げ始めます。撤収を終えて自宅に戻ると、すぐに眠ってしまう日もありました。

それでも、不思議と気持ちは元気でいられました。なぜかというと、お客さまからいただく、ふとした一言の力です。

「これを買って、誰かの暮らしにつながるって、いいですね」

「一人でやってらっしゃるんですか?頑張ってくださいね」

「次のポップアップ、絶対行きますね」

こういう言葉を、ポップアップ中に何度もいただきます。閉店後にメモを見返して「ああ、今日もいい一日だったな」と思える。疲労よりも、ありがたさのほうが勝ってしまいます。

一日一生という言葉があります。今日という一日を、一生のつもりで丁寧に生きる。ポップアップの日々は、まさにそれを実感する14日間でした。明日が来るかどうかはわからないけれど、今日この瞬間、目の前のお客さまと交わす言葉を大切にしよう、と。

ありがとうございました

東武百貨店船橋店の7日間、横浜髙島屋の7日間、合わせて14日間。お越しくださった皆さま、声をかけてくださった皆さま、SNSで応援してくださっている皆さま、そして売り場を貸してくださった百貨店の皆さま、本当にありがとうございました。

撤収のコンテナはまだ少し玄関に残っているけれど、心の中はとても温かい状態で、次の準備に向かえそうです。

次のポップアップは7月22日(水)〜8月4日(火)、上野松坂屋での出店を予定しています。続けて8月13日(木)〜19日(水)には京阪百貨店守口店にて、昨年のなんばマルイ・京都ポルタに続く関西エリアでの出店を予定しています。詳しくは別の記事でご紹介しますので、楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです。


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CROSS TRADE 代表 辻 薫

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